ご挨拶

  •  この度第27回日本腎不全外科研究会を、京王プラザホテル札幌及び北海道大学学術交流会館に於きまして、2018年7月20日(金)21日(土)に開催させていただく運びとなりました。
     本研究会は、日本における腎不全治療のパイオニアである故・太田和夫先生の御提案により、外科系医師と内科系医師がともに参画して腎不全外科治療を発展させるべく設けられ、1992年の第1回以降日本各地で成功裏に開催されて参りました。今回担当させていただく私共も、ぜひ盛会に導くべく鋭意準備を行っております。
     患者の高齢化等により、従来最善とされてきた最新の治療が患者にとって必ずしも最善のものとならないことも、近年しばしば経験されるようになって参りました。今回のテーマに使わせていただいた“慈心妙手”は、慈恵医大産婦人科の初代教授であった樋口繁次先生が、“鬼手仏心”とともに当時鎌倉建長寺住職の釈宗演から授かった言葉とされます。ともに“高度の技術と患者さんを慈しむ心を一如として体現する”ことを示しており1)、高齢者医療のあり方が各方面から問い直されている現在、肝に銘ずべき言葉と考え拝借した次第です。
     現代における“慈心妙手”を考える糸口が得られる会となれば幸いです。

     7月の札幌は、近頃すっかり定着した“蝦夷梅雨”の明けた、快適な時期です。皆様にはぜひ美味しいビールや、北国の山海の恵みもご堪能いただきたく存じます。
     日々の診療・研究に多忙を極める中を誠に恐縮ですが、皆様の御来道を心よりお待ち申し上げております。
     皆様の益々のご清栄をご祈念申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

    1)松田誠.仏教への接近.高木兼寛の医学.東京:東京慈恵医科大学,2007;1011-1014

    第27回日本腎不全外科研究会
    当番世話人 前野七門
    (仁楡会病院)
    事務局長 今 裕史
    (KKR札幌医療センター)